信州上田の山の宿
真田幸村で有名な真田一族の出身地である真田村の奥にある一軒宿。周辺にはかの有名な!真田十勇士が修業したといわれる岩山!や、真田家の跡や資料館、とともかく真田一色のエリア。真田の隠し湯、というこの角間温泉、10月三連休に行ったら満室でした。2016年の大河ドラマ放映時にはきっとすごく混む予感がしますので行くならお早目に。
結構ハードな山道を行きます
上信越自動車道上田菅平ICから車で約30分。途中まではのどかな田園風景で、西友や大きなドラッグストアやコメリが並ぶ普通の田舎。真田関係の史跡があちこちにあり、それを抜けて山道へ。最後は未舗装の急こう配でちょっとハードでした。駐車場から渓流を渡ってお宿へ。
和室にマットレスを直に敷いたベッドが入った新館。最初から布団が敷いてあるのでついたらまずは昼寝、という方には最高でしょう。部屋には真田十勇士のひとり・根津甚八の絵が。これは各部屋違う人の絵がかけてあるのかなあ。ユニットバストイレは個人的に落ち着かないのでちょっと嫌でした。
駐車場の横と、露天風呂へ行く手前に足湯があります。露天風呂へは外の階段を上っていきますが途中に離れのお部屋らしきものが2つあるのが見えました。
切傷がなおる?!効果ありそうな茶色い炭酸泉
露天風呂は混浴で夕方と夜と2回女性専用タイムがあります。内湯は男女別に各1個、夜と朝で交代制です。露天風呂も内湯も茶色い炭酸泉と、透明なお湯(これは温泉じゃなくて名水らしい)の2種類。炭酸泉はぬるめで特にシュワシュワしているわけではありません。透明なお湯は熱め。いずれもちょっと狭い。浴槽に4人入れば結構密着してるな~という感じでなかなかのんびりできませんでした。
この写真を撮影した人が、撮影時に足を滑らせてドアでざっくりかかとを切ってしまいました。結構流血したそうですが、茶色い足湯にしばらく浸かっていたら血が止まって傷も小さくなっていました・・・!!!マジ・・?刀傷にも効きそう・・すごい!!
鯉の洗い、鱒のお刺身、鯉の揚げ物、猪の陶板焼き、鮎の塩焼き、と信州の贅沢、といったメニューが並びます。ただ、お客が多かったせいか料理が出てくるのが遅くみなさん持て余しているようでした・・・あとお食事処(宴会場)がふすまあけっぱでめっちゃ寒い!!!
朝ごはんはなるほど秘湯の宿である
という感じのラインナップ。この写真手前にうつっている、大豆を味噌であえたようなものがおいしくてなかなか良かったです。
宿の裏にあります。歴史ロマンですね。上のほうがやや紅葉しています。
余談ですが近くに「信玄の砥石崩れ」で有名な砥石城があります。是非行ってみたいと思っていたのですが、宿の方にきくと結構な山登りのようで、車でいってちょっと見物して帰る、って感じじゃなかったので時間の関係上諦めました。行かれる方はご注意を。
【感想】
お湯も部屋もお食事も接客もすべて及第点なのですが、お客が多いことがすべてを台無しにしている感じがしました。お客が少ない時期にゆっくりお湯に入れるなら(そして好きなペースで食事が楽しめるなら)いいお宿なのに・・周辺に見どころが多く観光的に恵まれているだけに、残念。
秘湯スタンプで無料宿泊したい度:★★☆☆☆
↓料金など詳細はこちらから
秘湯の宿 角間温泉岩屋館