日本秘湯を守る会は秘湯と呼ばれるお宿が集まって創立された旅館組合の名前。加盟しているお宿に泊まるとスタンプ帳にスタンプがひとつもらえて、10個たまると10軒のうち好きなお宿に無料で1泊泊まれる仕組みです。このサイトでは200軒近くある全国の加盟旅館の中でも特におすすめのお宿をご紹介します。

下仁田温泉 清流荘


こんにゃくの里・下仁田の
緑に囲まれた森の秘湯

 上信越道・下仁田ICから車で15分のところにある、秘湯の宿のわりには結構便利な場所にあるお宿です。上信電鉄下仁田駅からも近いので、ほんとにこんなところに秘湯があるんかいなと思ったら、予想以上に素敵なお宿でした。






清流荘の名前のとおり、清流の橋を渡ってお宿へ

駐車場に車を止めると、橋の向こうが清流荘の本館。市街地から比較的近いので、しょっぱいビジネス旅館みたいな感じかと思ったら、突如かなりの山深さにびっくり。


玄関はロビーと言うよりは民家の居間のよう。
窓が開け放されて気持ちいいです。



ロビーから客室までは森と一体となった外廊下

清流荘は珍しい構造になっていて、森の中を縫って歩くような外廊下がユニークです。
気持ちいいと言えば気持ちいいのですが、夏場は虫とか多そうです。
ちなみに右手奥に柵があり、なんと鹿が飼育されています。ワイルドだなあ。

お部屋は普通ですが、目の前に池があり、ここで魚(ヤマメ?)が養殖されているらしいです。
かなり自給自足ですね。



かなり離れた離れの露天風呂が気持ちいい

客室間も外廊下ですが、露天風呂までは庭園のアプローチを歩いて向かいます。
そこそこ距離があるので夜は移動がめんどうなのですが、
これも清流荘の魅力のひとつだと思います。

そして露天風呂。
泉質とかには詳しくないのですが、日本でも珍しい、
「含二酸化炭素 炭酸水素塩泉」と看板に書いてありました。
温度がちょうどよくて長風呂系。


内風呂はなぜかこじゃれた感じでリゾートホテルチック。
もちろん気持ちはいいのですが、秘湯のムードとは若干違う感も。。


料理はもちろんこんにゃく、そしてイノシシ

下仁田といえばこんにゃく。こんにゃくのお刺身はもちろんあります。
さらにお鍋はイノシシ。なるほど山の宿である。



朝ご飯はこんな感じ。
全体的に質素ですが、納豆が美味でした。



【感想】
あまり期待をしなかったというのもあるのですが、思いのほかいいお宿でした。
食事はやや質素にすぎる感もありますが、お風呂やお部屋はすばらしいです。
東京から近いので、早めにチェックインしてゆっくり過ごしたいお宿。

秘湯スタンプで無料宿泊したい度:★★★☆☆


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下仁田温泉 清流荘(JTBホームページ)

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