日本秘湯を守る会は秘湯と呼ばれるお宿が集まって創立された旅館組合の名前。加盟しているお宿に泊まるとスタンプ帳にスタンプがひとつもらえて、10個たまると10軒のうち好きなお宿に無料で1泊泊まれる仕組みです。このサイトでは200軒近くある全国の加盟旅館の中でも特におすすめのお宿をご紹介します。

駒の湯温泉 駒の湯山荘


これぞ秘湯!
山奥のランプの宿

夜になると部屋やお風呂にはランプの灯がともります。おしゃれでやっているのではありません、本気ランプです。
これぞ本当の非日常、いろいろな面でハードな、秘湯の宿らしい宿。というか、山荘です。


狭いお部屋に灯はランプのみ

まだ明るいうちはいいのですが、
日が暮れたらどうなるのやら・・
早くもちょっと心細いです。


フロント。
ここももちろんランプ。


日が暮れました。
思ったより暗い・・・!!
廊下も暗い・・・!


貸し切り使用の露天風呂は2つあります。
貸し切りでいいの??というくらい普通に広いです。
説明しずらいのですが、斜面に沿って上と下、2か所あります。
こちらは川に近い、下のお風呂。


そしてこちらが上のお風呂。
写真の右側がテラスのようにはりだしていて気持ちいいです。


お湯はぬる湯です

ゴールデンウィークに行きましたが、かなりしんどかったです。
お湯から出られませんでした。ちなみに冬季はお宿はお休みです。

夜はもちろんランプなのですが、
下のお風呂は、暗い中、川の音がゴウゴウと響き、非常に怖かったです。
もちろん、そんな川に近いわけではないのですが、雪解け水で水量も多く、
またそろそろ熊のお目覚めの季節よね、と思うとそれも相まってもう・・・

暗闇を恐れる人間の本能に気付いたのも、ランプの宿ならではでしょうか。

あとは狭い内湯と、本当に川沿いに混浴の露天風呂があります。
雨もぱらついていて、川沿い露天は足を滑らせてリアルに流されそうだったので、やめました。


さて気を取り直してお食事!

食事処もランプです。
雰囲気は食事処というより、
山小屋の食堂。


ちょっと感動したのが、この赤い塗りの御膳

食事自体は山菜や山の幸中心の素朴なものなのですが、
この高足の御前に乗っていると、なんだか風情があります。
上杉謙信の食べた食事って、こんな感じだったのでは、という勝手な印象を抱きました。


お料理は非常に素朴。
メインは椎茸のてんぷらだ!
なるほど山の宿である!

こういう素朴な山料理大好きです。


そして翌朝の朝食。魚沼だけあって米がとにかくうまい!
ちょい濃い目の味付けのお菜でご飯がすすみます。


↑温泉湯豆腐も技ありっす!


【感想】
山荘です。山小屋です。けして温泉旅館ではありません。湯治場でもありません。
大自然とまっこう勝負、大自然VS人間、という気概がなぜか感じられました。
ランプは風情があっていいのですが、現代人の私には心細く、大自然にひとり完敗です。
とにかくお湯がぬるくて季節的につらかったです。次回行くなら必ずや夏場に行きたいです。


秘湯スタンプで無料宿泊したい度:★★


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