日本秘湯を守る会は秘湯と呼ばれるお宿が集まって創立された旅館組合の名前。加盟しているお宿に泊まるとスタンプ帳にスタンプがひとつもらえて、10個たまると10軒のうち好きなお宿に無料で1泊泊まれる仕組みです。このサイトでは200軒近くある全国の加盟旅館の中でも特におすすめのお宿をご紹介します。

小谷温泉 大湯元山田旅館

こんな山奥にこんな歴史ある宿が
やっぱり武田信玄か

北西信濃、新潟との県境に近い場所からしてかなり秘湯っぽいエリア。大糸線の方です。
しかもだいぶ山奥に入っていきます。
そんな場所にも関わらず、武田家家臣に発見されたという古い歴史。建物は江戸時代!に建てられたという文化財。秘湯はなんて奥深いんでしょう。



江戸時代に建てられた本館を始め、明治期、大正期とそれぞれ建築年代は異なるものの、全体的に非常に歴史を感じさせる木造建築。
いわゆる歴史系秘湯。

ちなみにゴールデンウィークに行ったのですが、道の端には残雪が残っていました。宿までの道はちゃんと舗装されていたので問題ないのですが、周辺の沢筋に残った雪が緩んで雪崩のようにどばんどばん落下していて怖かったです。

庭にある蔵。

裏にある阿弥陀堂。

お部屋。普通の和室ですがやや狭い。
江戸時代の本館の部屋は、湯治部屋のようでした。
ここは確か新館(とはいえ大正時代)だったと思います(たぶん)。

お風呂に関してです。

まず本館にある内湯ですが、入口が面白いつくりで、観音開きのパタパタ扉です。
歴史を感じます。
この内湯は狭くて非常に古く、うたせ湯があります。
そしてあっついです・・・あっついうたせ湯・・・うううう・・・・

写真は宿泊者用の新しいお風呂です。
こちらは広くて快適。お湯は熱めですが外の露天なら入れます。

夕食です。

山菜だらけです。私のような山菜好きにはたまりません。

朝食です。
余談ですが秘湯の宿で朝食に唐突にハムサラダがでることがありますが、
これはどういう意図なのでしょうか。
最近朝ご飯も洋食化が進んでいるから、という昭和的気づかいの表れでしょうか。
それとも自宅の朝食メニューについ引っ張られているのでしょうか。

【感想】
場所、建物、歴史、ともに秘湯らしい秘湯です。
これでお風呂がもう少し好みに合っていたらいいのですが・・熱すぎてつらい・・・
ぜひ一度は行っていただきたい秘湯ですが、スタンプで再訪するかというといろいろ微妙です。



湯スタンプで無料宿泊したい度:★★☆☆☆


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小谷温泉 大湯元山田旅館

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